清 家 聖 史
私たちを取り巻く環境は、2020年から続く新型コロナウィルスの影響により、感染症のリスクから顔を突き合わせた活動は減少し、インターネットを介して人や事と繋がる場面は増えました。デジタル化する中で効率の良さや便利さを感じる一方、時として顔を突き合わせた人の繋がりや機会の場の重要性を再考し、これまでに取り組んできた活動と併せて新たなニーズに柔軟に対応し事業を構築していく必要があります。
まずは、青少年に読書の魅力や学ぶ意欲、楽しさの機会を提供するため、(公社)宿毛青年会議所が創設以来、継続している本の寄贈事業と合わせて地域への魅力を深める学習を行います。学習した内容を、生徒たちが話し合い、形にし、発信していくことで、考える力や伝える力を養う事業を実施します。読み書き能力の向上だけではなく、自己成長する上で必要な学習能力やコミュニケーション能力を養っていくとともに、地域の人や各諸団体とパートナーシップを結び、連携しながら事業を構築していきます。
そして、環境保全の考えを育むために、SDGsの取り組みを兼ね備えた自然と触れ合う体験を行います。一人ひとりの小さな取り組みから環境保全に貢献する考えを学ぶとともに、豊かな自然の魅力を体感してもらうことで、郷土愛を育み、地域の魅力発信していける事業を実施します。事業を通して、人と環境の関りについての理解を深め、自然を大切に思う心や自ら考え行動する力を育成し、環境保全活動の輪を広げていきます。
結びに、私は(公社)宿毛青年会議所に入会し2年目で委員長という大役を担当させていただくこととなりました。ふるさと共生には、地域とともに生きる中で、様々な人との繋がりや支えを、誰かの為に結び付けていく委員会にしたいという思いがあります。理事長が掲げられた基本理念「雲外蒼天」のもと、未来を明るいものにするために団結し課題に取り組んでまいります。初めての委員長で至らぬ点も多々あるかとは思いますが、皆様のご指導・ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。
山 上 翔
私たち(公社)宿毛青年会議所は年々会員数が減少傾向にあり、予算不足、それに伴う事業規模の縮小が地域への影響力や発信力の低下に繋がっています。一方で、徐々に新型コロナウイルス感染拡大対策の緩和など、イベントや事業を実施しやすい世の中になり始めました。来年60周年の節目を迎える我々は、地域への影響力と発信力を持つ青年団体として活躍すべく、メンバーの拡大と成長が重要な課題になってきます。
まずは、会員数の減少に歯止めをかけるために、地域の青年経済人に対し青年会議所の魅力を発信し、日々の活動を通じて「共に学び、共に成長し、共に笑いあえる環境」を体感することで、魅力を感じてもらい共に活動していく仲間を増やします。そして、(公社)宿毛青年会議所のマンパワーを強化するために、入会して間もないメンバーも楽しみを共感することのできる委員会活動を行い、活動内容、年間スケジュールや事業構築の流れを彼らが理解することのできる事業を計画し、さらには基本理念やSDGsを理解してもらうことで、地域への影響力や発信力を向上させます。さらに、地域のことを共に考える青年経済人として活動の楽しさ、やりがい、達成感を共感しあうために、新入会員が主体となって事業を構築する上で、仲間意識を向上し、助け合い、時には切磋琢磨するなか、互いの心を揺さぶり奮い立たせる気持ちを巻き起こし質の高い活動を行うことで、宿毛青年会議所60周年、そしてその先の未来へ向けて共に歩んでいける人財を創造します。
結びに、理事長の基本理念「雲外蒼天」にあるように、今、ピンチからチャンスに変わる時代になるように、会員拡大をするだけでなく、この地域の未来を語り合い明るい時代に向かっていける「漢パワー」をCreationします。まだまだ至らぬ点が多く、ご迷惑をかけることもあるかとは思いますが、皆様のご指導・ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。
井 上 啓 太
私たちが活動をしている幡多地域には豊かな自然があり、県内外から多くの観光客が訪れます。2020年初頭より始まった新型コロナウイルス感染症の影響を受け観光客は減少し、イベントや事業が実施しにくい環境となりました。青年会議所活動においても(公社)宿毛青年会議所と(一社)中村青年会議所は2021年3月に「幡多JC」と名称を改め締結式を行いましたが、その後は交流機会の減少を余儀なくされました。しかし新型コロナウイルス感染症の影響も一定の落ち着きを見せ、徐々に感染症対策が緩和されつつある現状です。
まずは、幡多JC合同例会を開催し、これからの活動内容や会員拡大計画などの報告を行うことにより、幡多JCとして(公社)宿毛青年会議所と(一社)中村青年会議所のメンバー交流の機会を増やし、LOMの垣根を越える人間関係の構築を目指します。そして、交流会を定期的に実施し、新型コロナウイルス感染症拡大前には当たり前だった「リアルで顔を合わせコミュニケーションをとる」ことを再度行い、失われていた時間を取り戻していきます。その中で、両青年会議所として共通課題である会員拡大や感染症対策問題などについて、お互いの持っている経験や知識、新しい価値観を共有し学んでいきます。さらに、幡多JC合同事業を実施し、お互いの信頼関係をさらに深め、より良い関係性を築きます。お互いが刺激を受け、良きライバル関係を築き、切磋琢磨することで幡多JCの更なる飛躍に繋げていきます。また、幡多地域の青年会議所メンバーとして先輩方が築き上げた伝統と、信頼関係を受け継ぎながら、同じ志を持った仲間と新しい伝統を作り予測不能な今の時代にあった事業展開ができるよう活動してまいります。
結びに、幡多地域の課題や日々変わりゆく時代へ不安の声がある中、本年度、理事長が揚げる「雲外蒼天」という基本理念のもと、お互い快い青空が望める活動ができるように幡多JCとして取り組んでまいります。まだまだ至らぬ点が多く、ご迷惑をかけることもあるかとは思いますが、皆様のご指導・ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。